潮入の池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園だす。
潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。
旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども昔は潮入の池でした。しかし現在、実際に海水が出入りしているのは、ここだけです。
浜離宮は、この潮入りの池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別されます。
明治維新ののちは皇室の離宮となり、名前も浜離宮となりました。その後、関東大震災や戦災によって、御茶屋など貴重な建造物が焼失したり樹木が損傷し、往時の面影はなくなりましたが、昭和20年11月3日、東京都に下賜され、整備のうえ昭和21年4月有料公開されるに至りました。
園内には、潮入の池・お伝い橋と中島の御茶屋・三百年の松・ボタン園とお花畑・鴨場などがあります。
1月〜3月上旬の間で様々な種類の梅(八重寒紅・白滝枝垂・冬至・八重野梅・紅千鳥など約130本)を見ることができます。
入園料:一般300円 65歳以上150円
開館時間: 9:00~17:00 (入園は16:30まで)
所在地:中央区浜離宮庭園1-1
行き方:大手門口・・JR・地下鉄銀座線・浅草線 新橋駅より15分
 
画像撮影日:2018年3月13日
        
 
浜離宮恩賜庭園の梅
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