香嵐渓のもみじは、香積寺(こうじゃくじ)11世の三栄和尚が、寛永11年(1634年)頃から、美しい自然を、より美しくとの願いを込めて、巴川ぞいの参道から香積寺境内にかけて、楓・杉などを、般若心経一巻を誦すごとに、一本一本植えていったといわれています。
その後、大正末年から昭和初期には、飯盛山中にあるもみじは、大正のおわりから昭和のはじめにかけて、森林公園をつくるために、青年団・婦人会などの奉仕作業でモミジの大植樹が施されました。
昭和5年に香積寺の香、山中に発する山気すなわち嵐気から香嵐渓と命名されました。
現在、香嵐渓には11種類の楓があるといわれており、イロハカエデ・ヤマモミジ・ウラゲエンコウカエデ・オオモミジ・コハウチワカエデなどが多く植えられています。

香積寺は、愛知県豊田市足助町にある曹洞宗の寺。山号は飯盛山。応永34年に足助氏の居館跡に創建された曹洞宗の古刹。
一帯はもみじや杉木立が生い茂り、もみじの開祖・三栄和尚が植えたとされる杉も2本残っています。
境内には江戸時代後期に建てられた座禅堂が現存し、本道の脇には 開山当時から寺の鎮守として豊栄稲荷が奉られています。
飯盛山中には歴代住職の墓や十六羅漢の石仏のほか、足助城主だった鈴木氏五代の墓も現存し、二条良基の死を伝え聞いた滝野が良基の残した装束を埋めたと伝わる「装束塚」があるほか、山頂近くには平安時代の末法思想に基づき、仏教の経典や仏具などを土中に埋めた「経塚」があります。
所在地:愛知県豊田市足助町飯盛
行き方:名鉄名古屋本線『東岡崎駅』から、足助行きバス(乗車時間約70分)「香嵐渓」下車・名鉄豊田線『浄水駅』から、とよたおいでんバス百年草行き(乗車時間60分)「香嵐渓」下車・名鉄三河線『豊田市駅』より、名鉄バス足助行き(乗車時間約45分)「香嵐渓」下車・愛知環状鉄道『四郷駅』下車、とよたおいでんバス さなげ・足助線で「香嵐渓」下車(乗車時間約40分)

鳳来寺山は標高695m、山腹一帯が常緑針葉樹と落葉樹で覆われており見事な紅葉を見せる。例年、11月上旬から色づき始め、11月中旬から下旬にかけて見頃となる。11月1日(土)から30日(日)には鳳来寺山もみじまつりが開催される。他にも地元特産品の物産展など多彩なイベントを実施。
所在地:愛知県新城市門谷
行き方:JR本長篠駅からバス10分、バス停:鳳来寺→徒歩40分
 
香嵐渓

香積寺
鳳来寺山
                   
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