高蔵寺は東京都町田市三輪町1739番地・鶴川にある石楠花と季節の花々に囲まれた寺院で、空海弘法大師を宗祖とし、総本山は奈良県桜井市にある真言宗豊山派長谷寺です。本尊は金剛界大日如来。「従来当時御朱印奉還之理由書」という明治の記録によると、足利将軍家代々の武運長久祈願所として康安二年(1362年)4月、権大僧都法印定有によって開山。650年あまりの歴史を持つ寺院です。
山号は「月星山三輪院高蔵寺」山号の名前の如く星が近くに見えるような高台にあり、古来、三輪(奈良県)の人々が移り住んできた三輪の里に寺院を構える花の御寺で、花の寺東京第5番札所。石洋石楠花で親しまれ「石楠花寺」と呼ばれています。季節ごとに境内の雰囲気が大きく変わるのも魅力の一つです。秋の紅葉もオススメです。
春には、花の御寺のメインとなる石楠花を中心に牡丹、ミツバツツジなどが咲きます。原色のような濃い赤やピンクの石楠花や牡丹が情熱的で華やかな高蔵寺となり、うぐいすの鳴き声が雰囲気を演出します。
又、高蔵寺は多摩八十八ヶ所霊場第10番札所です。四国第10番札所は徳島県阿波にある切幡寺の写しです。多摩八十八ヶ所霊場は昭和9年に真言宗多摩地域寺院で再編成されました。弘法大師の遺徳に感謝し、巡拝を通じて、心の修養と安心を求めていく霊場めぐりです。
小田急小田原線「鶴川駅」下車:バスターミナルより・高蔵寺・光明会館へ:4番乗り場より、鶴01系統「鶴川女子短期大学」行きで「上三輪クラブ前」下車すぐ
お車でお越しの方は、カーナビを高蔵寺(こうぞうじ)と設定して下さい。
 
画像撮影日:2016年4月25日 

      
 
花の寺 高蔵寺に咲く「牡丹」
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