醸造試験所は、醸造方法の研究や清酒の品質の改良を図ること、講習により醸造技術や研究成果を広く普及させることなどを目的に設立された国の研究機関です。
創立は、明治37年(1904年)5月で、酒税とも密接な関わりを持つことから、大蔵省が所管することになりました。
醸造試験所が設置された場所は、幕末に滝野川大鳳製造徐が置かれた敷地の一部で、水利が良く、王子停車場(今の王子駅)も近いことなどから「まことに得難き好適地」として選定されました。
平成7年(1995)に醸造試験場は東広島市に移転し、国税庁醸造研究所に名称を変更し、平成13年には独立行政法人酒類総合研究所となり今日に至っています。
平成26年には赤レンガ酒造工場(旧醸造試験所第一工場)が国の重要文化財(建造物)に指定されています。
現在は、文化庁の所管となり、文化財保護法に基づき平成28年3月31日付文化庁告示第35号により公益財団法人日本醸造協会が管理団体の指定を受け、醸造に関するイベントスペースとして利用されており、後述の特別公開を除いて、個人向けの一般公開はされていません。
醸造試験場跡地公園は、住宅街にひっそりと佇む緑豊かな公園。
入り口から通りに沿って桜が植えられており、地元では穴場の花見場所として知られています。
所在地:東京都北区滝野川2-6-30
行き方:JR・東京メトロ「王子駅」北口より徒歩8分(600m)/都電荒川線「飛鳥山駅」より徒歩約6分(450m)
画像撮影日:2022年3月24日


            画像集作成中です、暫くお待ちください。 尚、2021年3月24日現在見頃を迎えています(満開)。 
 
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醸造試験場跡地公園と第一工場の桜
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