上野恩賜公園は、東京都台東区にある公園で、通称「上野公園」や「上野の森」とも呼ばれ、武蔵野台地末端の舌状台地「上野台」に公園が位置することから、「上野の山」とも呼ばれています。
公園内には東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、恩賜上野動物園などの文化施設が集中して立地しています。
また彫刻家高村光雲作の西郷隆盛像があることでも知られています。
江戸時代、三代将軍・徳川家光が江戸城の丑寅(北東)の方角、すなわち鬼門を封じるためにこの地に東叡山寛永寺を建てました。以来、寛永寺は芝の増上寺と並ぶ将軍家の墓所として権勢を誇ったが、戊辰戦争では寛永寺に立て篭った旧幕府軍の彰義隊を新政府軍が包囲殲滅したため(上野戦争)、伽藍は焼失し、一帯は焼け野原と化しました。
1870年、医学校と病院予定地として上野の山を視察した蘭医ボードウィンが、公園として残すよう日本政府に働きかけ、その結果1873年に日本初の公園に指定されました。このことをもってボードウィンは、上野公園生みの親と称されている
高台となっている忍ヶ岡は、近世からの桜の名所としても有名であり、日本さくら名所100選に選定されています。
上野恩賜公園の紅葉の見頃は11月上旬〜12月中旬です。イチョウとケヤキが約400本、モミジは約50本ほどあり、黄色の紅葉を中心に楽しむことができます。
 
画像撮影日:2018年12月3日


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上野恩賜公園の紅葉
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