影向(ようごう)菊花大会は、影向菊花会会員により育成された菊の品評会・展示会及び即売会で、昭和42年に始まった伝統ある菊花会です。
影向の松で有名な小岩の善養寺境内に、影向作り菊花大花壇・盆養菊・懸崖など、約2,000鉢の特別出品や品評会出展作品が展示され、毎年訪れる人を魅了しています。
尚、「影向」とは、神仏が仮の姿をとって現れることをいい、丹精を込めて育てた菊が、まるでその様に感じられることから影向菊花大会と名づけられました。
又、会場の「善養寺」は、「影向のマツ」で有名で、大正15年(1926)に東京都の天然記念物に指定されたクロマツです。
樹齢600年以上といわれています。根元にある四角い石は「影向の石」といわれています。「影向」とは、神仏がこの世にあらわれた姿のことです。松の高さは約8メートルですが、その枝ぶりは広く、東西約31メートル、南北約28メートル、日本一の繁茂面積です。
四国の岡野松(香川県さぬき市、真覚寺)と互いに「日本一の名松なり」と競ってきましたが、立行司・木村庄之助の軍配さばきによって双方とも日本一の名松として引き分け、亡くなられた日本相撲協会の春日野元理事長から、それぞれ東西の横綱松に推挙されたというエピソードがあります。岡野松は、枯死したため平成6年(1994)に伐採されました。
平成23年(2011)9月21日、国の天然記念物に指定されました。
[名称]影向菊花大会
[主催]善養寺(影向菊花会)
[会場]善養寺境内
[住所]東京都江戸川区東小岩2丁目24番2号
[日程]平成30年10月15日(月曜日)~11月23日(金曜日・祝日)
[行き方]JR総武線「小岩駅」から京成バス〔小72 篠崎線〕⇒「江戸川病院前」(小岩から4つ目)から徒歩3分
 
画像撮影日:2015年11月15日


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影向(ようごう)菊花大会
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