かながわ彼岸花の名所  巾着田の曼殊沙華
ヒガンバナ科リコリス属・・・花期9月・草丈:20cm〜40cm程度 花言葉:悲しき想いで  彼岸花・・・中国を原産地とする史前帰化植物、9月の中旬の頃 1本の花茎の先に数個の短い柄を放射状に出し 反転した6枚の細長い花弁と、長く突き出た雌しべのある花を開き鮮やかに咲く  秋の彼岸の頃、田の畦道や土手などに 目も覚めるような鮮やかな緋紅色の花を5〜6個横向きに群れをなして咲く花です 別名の「蔓珠沙華・マンジュシャゲ」は梵語で赤い花の意味をもっています また、一方で彼岸花を「死人花・シビトバナ」・「墓花」・幽霊花」と陰気な名前で呼ばれるのは 墓地などに土葬した死体を獣などが荒らさないように植えられた時代もあったようだ それは、彼岸花にはアルカイドのリコリンを中心とする有毒成分が含まれているためで 同様に土蔵の土壁に混ぜてネズミの侵入を防止したなど伝えられている
彼岸花の名所
埼玉県
 
   番外編 埼玉県日高市・巾着田の曼珠沙華
   巾着田周辺の高麗川岸辺は彼岸花の群生地であり、その規模は長さ約600m巾約50mにもわたり、
全国的にも最大級のものといわれています。
巾着田曼珠沙華公園は、埼玉県日高市にある公園で、昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、
藪や竹林、葦に覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼珠沙華が咲き揃い、多くの方の関心を呼ぶようになった
そうです。
群生した成因の定説は有りませんが、彼岸花は種を付けず球根で増える性質のものであるため、一般的に河原にある
彼岸花は、上流部の岸辺に自生していた球根や、田のあぜ道などに植えられていた球根などが洪水のたびに流出して
上流部から流されてきて、この地に自生して群落をなしたものと思われます。
この周辺は秋の彼岸の頃になると周囲一面が真っ赤な色で染められ、ニセアカシアの林の緑と高麗川の清流とが相
まって、美しさを一層引き立ててくれます。

 
  神奈川県
 
伊勢原市・日向薬師近在
 小田急線伊勢原駅から日向薬師行きバス約20分 臨時無料駐車場有
 9月中旬頃、伊勢原市・日向地区周辺の田んぼに稲穂が黄金色に実るころあぜ道に彼岸花の赤が
 鮮やかに咲き乱れます。


 日向薬師(高野山真言宗)

 日向薬師バス停から参道に入ると苔むした石段を上がり山門をこぐり抜け、木立の中の急な階段を
 上りきると藁葺き屋根の本堂が見えてきます。本堂の隣には宝物殿があり(拝観料300円)薬師如来・脇待、
 日光菩薩・月光菩薩、守護神十二神将が安置されています。
す。
 ここ、日向地区の彼岸花の群生地は「かながわの花百選」にも選ばれていて
 多くの観光客が近年には訪れています。


常泉寺の白い彼岸花
 清流山常泉寺の宗旨は、禅宗の中の曹洞宗であり、本山は福井県の永平寺、横浜の総持寺です。
 創建は、1588年(天正16年)と言われています。御本尊様は聖観世音菩薩。
 現在の住職は24代になります。常泉寺は「花のお寺」「河童のお寺」として皆様に親しまれており、
 境内には一年中、四季析々の花々が咲いています。特に、「かながわ花の名所100選」に選定されています
 「みつまた」と、秋の「白い彼岸花」が有名です。
 山内には数多の河童さまが置かれ、ご来寺された方々が花々と共に楽しんで頂けるように
 あちらこちらに配置されています。

 彼岸花・・・境内には、赤花と白花があちらこちらに咲いています。
 白花は繁殖力が弱く大変珍しい花種ですが、赤色より少し早く咲き、
 常泉寺は彼岸花の関東三大名所の一つと言われているそうです。


小出川の彼岸花(打戻メイン会場)
 小出川は、相模川の支流の一つである。とはいっても、合流するのは相模川が海に出る直前で、
 実質的には藤沢市北部の丘陵地帯から、相模川左岸側の相模平野を横断して相模湾に注ぐ、
 全長11k強の中規模の河川である。藤沢市北部を流れる小出川の大黒橋から茅ヶ崎市芹沢の
 追出橋(おんだしばし)に至る約3kmの川沿いが、9月中旬から下旬にかけて彼岸花が帯のように
 紅に染まって、毎年、紅を増しています。
 「小出川彼岸花団体協議会」では、"彼岸花まつり"を実施しています。
 当日は大黒橋から下流180mと打戻会場で、地場の野菜や果実、飲食などの模擬店が出店される。

 尚、同協議会では9月30日まで、川沿い4カ所に簡易トイレを設置。
 宝泉寺前、里山公園北側駐車場、根下バス停そば、諸ノ木信号機そばに臨時駐車場を用意してあります。


相模川自然の村公園の彼岸花
 相模川自然の村公園は、相模川上流部の上大島地区に位置し、
 上流に新小倉橋を望む雄大な相模川の流れにはじまり、中洲の水田風景、
 広い河原の風景、四季を通じて自然の水と花・草木が楽しめる公園です。
 園内の施設は、ビレッジ若あゆ(小中学校、青少年団体の野外体験宿泊施設)、
 清流の里(くつろぎの公共の宿)、古民家園(旧青柳寺庫裡)、上大島キャンプ場、
 ターゲット・バードゴルフ場、内水面試験場(淡水魚の研究施設)、
 渓松園(老人福祉施設)などがあります。
 そして、園内の段丘を利用した展望台からは相模川の雄大な流れや対岸の
 山並みが織りなす四季折々の眺望が楽しめます。
 また、広場から展望台へと続く斜面には1万株のサルスベリが植栽され、
 7月から9月にかけて、4色の花が咲き乱れます。展望台・パノラマ花壇や
 銀河連邦各共和国との友好を記念した花壇など四季の美しさを楽しませてくれます。

ターゲットバードゴルフ場近く

上大島キャンプ場近く

南足柄市運動公園の彼岸花
 秋の訪れを告げるヒガンバナ約15000株が怒田の運動公園に咲いています。
 ヒガンバナ科の球根植物で、同市が進めるあしがら花紀行の一環として、
 1999年に市職員らが公園内の斜面約3000m2に植えたもの。
 例年の見頃は9/中頃〜下旬(2011.10.01撮影)。


岩流瀬堤の彼岸花
 岩流瀬(がらせ)堤に咲く彼岸花です。
 岩流瀬堤は酒匂川の氾濫を防ぐために、江戸時代初期の慶長8(1603)年頃、大久保忠隣らにより
 大口堤、岩流瀬堤、春日森堤を 築いて洪水を制御しました。享保11(1726)年、
 田中丘隅らにより改修工事が行われ、文命西堤(岩流瀬堤)と呼ぶようになりました。
 岩流瀬堤の彼岸花は、岩流瀬(がらせ)橋(山北町岸側)富士急パス「がら瀬」バス停側で撮影しました。


南足柄市内山地区の彼岸花
 彼岸花の撮影地、南足柄市内山地区です。南足柄市は、金太郎の故郷と知られ、
 神奈川県の西端に位置し、県内では最も人口の少ない市です。内山地区は南足柄市の北側に位置し、
 地区内には、県立21世紀の森公園などがあります。
 撮影地は、岩流瀬(がらせ)橋から北足柄小学校入口信号機を結ぶ道路から内川の間に開ける田園に
 咲き誇っています(ピンク色の彼岸花が多いです。


四十八瀬川の彼岸花
 四十八瀬川は、神奈川県秦野市を流れ、塔ヶ岳、鍋割山の渓谷を水源とし、
 秦野盆地の西部を北から南へ流れる延長10.8km、流域面積16.5km2の河川で、
 小田急ロマンスカーのポスター撮影地です。名前の由来は、四十八もの瀬があるからとも、
 四十八回も流れを変えたからともいわれ、何度も洪水を起こし、
 その度に流れを変えた暴れ川だったようです。
 彼岸花は、四十八瀬川沿いの田の畔に彼岸花が群生しています。
 (秦野市堀西645周辺および堀西1358周辺)四十八瀬の清流のせせらぎと青く高い秋の空、
 そして彼岸花、遠く丹沢と魅力的なスポットです。


大和市 泉の森の彼岸花
 大和市上草柳の「泉の森」にある「くらやみ坂」東側斜面300uに赤や白の色鮮やかな彼岸花が
 咲いています。この「泉の森」は、引地川の水源一体に広がる約42haの緑地で、
 カワセミやオナガなど約50種類の野鳥や様々な植物、昆虫が生息しており、
 四季折々の自然を楽しむことができる公園です。


川崎市 浄慶寺の彼岸花
 浄土宗のお寺で、「あじさい寺」の異名で親しまれ、花の好きな人々には紫陽花の名所として
 よく知られている浄慶寺ですが、ユーモラスな羅漢さんの間や本堂左下斜面や駐車場脇、
 それほどの株数はないが、裏山全面に彼岸花が咲いています。


県立四季の森公園に咲く彼岸花
 横浜市緑区寺山町の南部に広さ35ヘクタールほどの広大な県立公園があります。
 「四季の森公園」と名付けられたその公園は、当初住宅用地として神奈川県が取得した土地を、
 その地に残る谷戸や森林をそのまま残して公園として整備したもので、平成2年の春に開園しました。
 「四季の森公園」というその名の通り、「貴重な自然環境をできる限り保全しつつ、
 四季折々の自然との触れあいの中で、県民が潤いと安らぎを得られる、ふるさとの森と、
 屋外レクリエーション活動の場を造るという方針で整備された公園です。
 九月の下旬、四季の森公園には数は少ないが彼岸花が咲きます。
 「北口」から公園に入り、池を正面に見ながら左手へと進んだ「螢川橋」周辺、
 散策路脇から水辺へと落ちる斜面に彼岸花の咲く姿がある。
 また、池の脇を南へ進んだ「菖蒲田」の畦にも紅白の彼岸花が咲いていますが、
 こちらは北口付近と比べれば数が少ないです。


寺家ふるさと村に咲く彼岸花
 里山と、入り組んだ谷戸田が美しい田園景観を創り出し、春の桜と新緑、夏は水田の緑のじゅうたん、
 秋は黄金色の稲穂と紅葉、そして冬は木枯らしと、四季折々の変化を楽しむことができる。
 寺家ふるさと村。その一角に彼岸花が咲く「熊野神社」があります。


西方寺の彼岸花
 西方寺の彼岸花は、同寺周辺住民らで作る「花の里つくりの会」メンバーが5年前に
 街作りの一環として植えたものです。参道と参道階段両脇と境内には赤、白、黄色の
 彼岸花が11,000本植えられています。 (見頃は9月下旬まで)
 補陀洛山西方寺はおよそ800年前に鎌倉に創建され、その後およそ500年まえに
 この新羽の地に移ってきたお寺です。西方寺がこの地に移る前、
 この地には観音様がお祀りされ、観音信仰の山として村の方々に信仰されていました。
 長い参道を歩くと石段、茅葺きの山門が見えてきます。
 石段をあがり山門をくぐると横浜とは思えない別の場所のような雰囲気に包まれ、
 緑深い山を背に約300年前に建立された大きな茅葺きの本堂の本堂が迎えてくれます。
 境内には季節の花々が咲き冬の?梅、春のサクラ、秋の彼岸花の時期には多くの参拝者がいます。
 また、国・県・市の重要文化財を保有し、本堂や黒本尊の阿弥陀様、堂内杉戸絵等を拝観することが出来ます。

 
 

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