画像撮影日:2015.09.24

巾着田周辺の高麗川岸辺は彼岸花の群生地であり、その規模は長さ約600m巾約50mにもわたり、全国的にも最大級のものといわれています。
巾着田曼珠沙華公園は、埼玉県日高市にある公園で、昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、藪や竹林、葦に覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼珠沙華が咲き揃い、多くの方の関心を呼ぶようになったそうです。
群生した成因の定説は有りませんが、彼岸花は種を付けず球根で増える性質のものであるため、一般的に河原にある彼岸花は、上流部の岸辺に自生していた球根や、田のあぜ道などに植えられていた球根などが洪水のたびに流出して上流部から流されてきて、この地に自生して群落をなしたものと思われます。
この周辺は秋の彼岸の頃になると周囲一面が真っ赤な色で染められ、ニセアカシアの林の緑と高麗川の清流とが相まって、美しさを一層引き立ててくれます。
尚、巾着田の由来は、高麗川が蛇行した形が「きんちゃく」の形が似ていることから、巾着田と呼ばれるようになりました。
電車での行き方:西武線高麗駅下車徒歩15分 JR高麗川駅から国際興業バスで10分(駅から徒歩45分)
巾着田曼珠沙華公園
巾着田曼珠沙華の画像巾着田曼珠沙華の案内図
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